「リューン」、運命の2人

2019年6月2日、「リューン」のプレビュー公演を見てきました。以下、ネタバレのない感想その他です。

 

まずその他の部分というか、作品に直接関係ないことを。今後変わるかもしれませんが、プレビューでは第一幕65分、休憩15分、第二幕70分でした。正直、15分の休憩は短く感じます。ここでトイレに行くなら早めに動かれることをおすすめします!

パンフレットは2000円・A4サイズで、表紙・裏表紙が厚手のしっかりした紙(正式名称わかりません…)。中におそらくフライヤーと同じデザインのページがあります、私はフライヤーが入手できなかったのでラッキー!と思いました。

 

さて、やっと感想です。このお芝居を見るのは初めてで、できるだけネタバレも避けてほとんどまっさらの状態で観劇しました。

 

見ながら考えていたのは、藤原丈一郎くんと大橋和也くん、いわゆる丈橋がこのお芝居に抜擢された意味と、初演・再演を経てこの作品が彼らに与える影響について。もしリューン・フロー役が丈くんじゃなかったら、もしリューン・ダイ役が大橋くんじゃなかったとしたら……? そんな想像をしてみようとしたけど、どっちも無理だったほど、それぞれが役を生きている感じがしたし、この2人ならではの雰囲気がありました。

 

同じくらいの身長で、タイプの違う魅力がある、2人の見た目の相性。歌声の相性。もちろん、2人とも歌えて、アクションができて、芝居ができること。それから直接表に出ない部分だけど、きっと性格の相性の良さもあるはず。いろいろなことが重なって、たまたま関西ジャニーズJr.として同時期に活動してきた同年代の2人が去年、この作品の主役として抜擢されました。初めて経験することが多かっただろうし、責任も作品のテーマも重くて苦労しただろうけど、その結果が出たからこそすぐに再演となって……これから彼らがどんなキャリアをたどって、どんな作品に出演しても「リューン」は大きな財産として残るんじゃないかなと勝手に思っています。そして記事タイトルにした「運命の2人」はフローとダイのことだけど、演じる丈くん大橋くんも結構運命的な2人だな、と。

 

最初のほうにあったフローとダイのデュエットには、感情をゆさぶられてちょっと泣きそうになりました。これから約1ヶ月、カンパニーの皆さんに病気や事故がなく、無事に完走できますように。