6人の船出に

2019年4月、東京グローブ座で行われた「僕らAぇ!groupって言いますねん」に行ってきました。ひとことで言って「愛」にあふれた公演でした。

 

実はグローブ座に行くのは初めてだったので、まずその小ささに驚きました。キャパ703人と聞いてはいても、入ってみると本当にこじんまりしてとにかくステージが近い! 開演するとまずスクリーンで6人を紹介される映像が流れて、暗転から明るくなったらもう6人が舞台に立っています。ここでみんなから歓声が上がっていました…なんだろう、本当にこの人たちは生きてたんだ、存在してたんだ!という感じ?

 

この公演ってどんなことをやるのか、多分あんまり事前情報がなかったと思います。私はコンビニからチケットを取るときにカテゴリーが「演劇」になってるのを見て、ちょっと意外な気がしました。ふたを開けてみると、ある日の楽屋風景というテイのお芝居をベースに、歌やダンスやバンド演奏が詰め込まれたものでした。タイトルのとおり、僕たちはこんなグループです、こんなことができます、という名刺代わりの約90分。


6人は着替えで順番に後ろに下がるほかはずっと舞台の上にいて*1 だから観客はほとんどずっと6人全員を見ていることになります。……これはずるい、見ていたらどうしても6人とも好きになっちゃう!笑 それに男子同士のゆるい会話をしている顔からゴリゴリのロックを歌う男らしい顔まで見られるし、衣裳も普段着風からキラキラのステージ衣裳までふり幅が大きい。何より、小さなミスやつたないところがあっても、それを吹き飛ばす6人の気迫と熱に圧倒されました。

 

私にとっては関ジュの初現場だったので、新規からのそれぞれの印象を少し。


末澤くんは、とにかくダンスがうまい! 小柄だけど踊っている姿に華がある。*2  動きがしなやかで迷いがないというか、自信を持って踊っている感じが気持ちいい。お芝居もすんなり入ってきて自然。あと最年長なのに年下にいじられるキャラ(かわいい)なのは、それを許す度量の大きさがあるんだろうなと思います。

 

リチャードくんは、そんなにたくさんしゃべるわけじゃないのに、しゃべることが全部おもしろいし、笑いをさらっていく。声が聞きとりやすい、ダンスもうまい。パンツ一枚になるところがあるのですが、お腹がバキバキに割れていてすごかった…あれ本物の腹筋!?とびっくりして双眼鏡でめちゃくちゃ見ました。(本物の腹筋です)

 

小島くんは、スタイルが良くて遠目でもわかるハンサム。普通に座ってるだけで、長い手足を持て余してるように見える。バンドでキーボードを弾いているときが本当に楽しそうでいいなあと思いました。キーボードを弾きながら歌う小島くん、なんか色っぽい、気がする。あと大学のことでは大晴くんが注目されがちだけど小島くんも現役大学生だから!笑*3 忙しいと教職は難しいだろうけどがんばってほしい…大学生な小島くん推しです。

 

大晴くんは、グループでもうひとりのリア恋枠(ハルコ調べ)。表情がくるくる変わって楽しい。ベースを始めてそんなに経っていないはずなのに、ベースソロから始まる「神様のバカヤロー」かっこよかったです。宮崎P(この公演をプロデュースして下さった横山さん)の言葉にもあったけど、将来グループの鍵を握る存在というか起爆剤になるのでは…と思いました。勝手ながら。

 

晶哉くんは、いちばん大きな最年少。お兄ちゃんたちに臆せずつっこんでいく(ように見える)ところにもどことなく品と節度を感じました。ミュージカルパートのライオンキングで、小島くん大晴くんを後ろに従えて踊るところ、堂々としていて圧巻でした。これで高校生なんて、若いメンバーってグループの夢だなあ…と思います。

 

そして正門くん。冒頭の「Firebird」もバンドのギターもクイズのMCも全部良かったけど(正門担なので)、すごく好きだったのがミュージカルパート。ここで弟組のボイパをバックに正門くんがリードボーカルで歌うところがあるんですね、そのちょっと歌謡曲っぽい感じと、正門くんの甘い声があってて本当に良かった!と声を大にしていいたい。あの ♪ジュ~リア~ナ~ はしばらく忘れたくない。何をしても総じてかわいい。

 

最初に「愛」にあふれた公演だったと書きましたが、横山さんの愛と、お客さんの愛と、そしてメンバーのグループ愛をしっかり感じた素敵な公演でした。6人の船出に立ち会えたことに心から感謝し、6人の旅がすばらしいものになりますよう祈っています。

*1:このことはメンバーの結束を固める上でも大きかったはず。

*2:私は身長160cm台の男子が好きです。

*3:もちろん大晴くんのせいではないです。